福井で小さな本屋はじめました。

JR福井駅前に小さな新刊書店「わおん書房」ができるまでとそれからの記録

店舗工事が終了しました!

こんにちは、わおん書房です。

 

とうとう店舗工事が終了しました。

最後の作業が終わって現場監督さんから鍵の引き渡しを受けた時は、感慨もひとしお(山あり谷ありの道のりだったなぁ…)。

でも、想像以上に素敵な仕上がりに、これが自分の店だという実感がまだわいてきません。

 

先日は店舗のデザインをお願いした29NIQUE WORKSさんをご紹介させていただきましたが、もうひとりの強力な助っ人もご紹介させてください。

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 工事を担当していただいた中嶋空間工芸社の中嶋さんです。

f:id:waonbooks:20190319092519j:plain*什器組立作業中の中嶋さん

段取りが良くて無駄な作業がない中嶋さん。仕事が速いだけでなく、作業はとても丁寧でオーダーの本棚も本当に美しく仕上げてくださいました。現場もいつもきれいに片付いていて、梱包材や機材が散らかっていたこともありません。

29NIQUE WORKSの上村さんも「デザインの意図をくみ取って作業してくださる。」と、喜んでいらっしゃいました。 

 

強力な助っ人お二人のおかげでここまでたどり着けました。本当にありがとうございます!

 

昨日、最後の照明の取り付けが完成したので、暗くなってから店舗の写真を撮ってみました。入り口ドアに 外の景色が写り込んでキラキラしています。

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仕上がった店舗を見てワクワクする反面、「ここにどんな本を並べていくか、あとは私の裁量しだい!」と思った途端、プレッシャーで胃がチクチクしてきた小心者の店主でした。

 

帰りに空を見上げるとお月さま。

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わおん書房、オープンまであと1ヶ月です!

 

 

頼れる助っ人の存在

こんにちは、わおん書房です。

 

昨日、保健所の検査が無事終わりました。

朝からドキドキしながら保健所の担当の方をお待ちしていたのですが、検査自体はあっという間に終わりました。

あまりにもあっという間で検査中の写真も取れませんでした(笑)。

2名の方がいらして、間取りや設備の確認、水道水の検査をされて問題ないことを確認。これで1週間後には営業許可証が発行されます。

 

ただ、必ずしも保健所の検査が簡単なわけではなく、場合によっては指導が入り、工事のやり直しが必要な場合もあるようです。

検査がスムーズに終わったのは、当店の店舗デザインをお願いした方が、図面を持って事前に何度も保健所に足を運んでくださったからです。(そうなんです。強力な助っ人がいたんです!)

 

保健所への申請の経緯はこちらに書かせていただきました。 ↓

waonbooks.hatenablog.com

 

今回、当店の店舗デザインは、本屋のデザイン経験も豊富な29NIQUE WORKS(ニークワークス)の上村さんにお願いしました。

http://29niqueworks.com/ ←NIQUE WORKSさんのHP

 

29NIQUE WORKS上村さんは、店舗のデザインだけでなく、施工業者選びから保健所との交渉、什器備品選びまでトータルでケアしてくださるので、まったくの素人の私にはありがたく頼もしい存在です。

東京でもよくお仕事されているので情報も豊富で、たくさんの具体的なアドバイスをいただきました。本当にありがとうございます!

 

予算と工事日程が限られる中、左官の職人さんが一人都合で来られなくなった時は、自ら壁を塗ってくださいました。本当に頼れるナイスLadyです。

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*壁塗り作業中(写真載せちゃいました。すいません!)普段はエレガントな素敵Ladyです。

 

素人は、自分が望む店舗を実現するにはどうすればいいのか、方法がわかりません。

「施工はどこに頼まれますか?」

「予算、いくらまでならOKですか?」

「保健所への届け出は準備してますか?」

次々に言われても、途方に暮れるばかり。

 

上村さんは、まず、こちらの思いをじっくり聞いてくださいます。

その上で、どういった工程で作業が進むかを時系列で示してくださり、私がすべきことも教えてくださいました。何度も打ち合わせをしてコミュニケーションを重ねたことで安心感も増しました。

このように信頼できる方にデザインや施工をお任せできたことは、本当に幸運だったと思います。

 

今回、安心して任せられるプロの仕事をを拝見させていただいて、とても勉強になりました。

私もプロの本屋を目指す上で参考にさせていただきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

今日のわおん書房

こんにちは、わおん書房です。

 

今朝のわおん書房の入り口です。

昨日、本棚の組み立てと設置が終わり、入口に本の小部屋が出来上がりました♪

 

設置前と設置後の写真。

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だんだん本屋らしくなってきましたね。ウキウキ…

 

中の様子はこんな感じです(ビフォア・アフター)。

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違いがおわかりいただけますか?

壁がきれいに塗りあがったのと、蛍光灯が新しい照明に変わりました。

照明が変わると中が柔らかい雰囲気になりますね。

 

本棚ができあがってくると、

「さあ、ここに何を並べよう?」

ワクワクしてくると同時に、プレッシャーも感じています。

実は選書が思うように進んでいません(汗)。

残り1ヶ月余り。頑張ります。

 

さて、明日の午前中は保健所の検査です。

こちらも緊張です!

 

工事経過報告~家具の組み立て始まりました♪~

こんにちは、わおん書房です。

 

思ったより時間がかかった左官工事も無事終わりました。

まだ完全に乾いていませんが、きれいに塗り上がっています。

 

そして今朝、店舗をのぞいてみると何やらたくさんの人影が…

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数日前から、続々と届いていた家具の搬入・組み立てが始まったようです。

現場監督さんとスタッフのみなさんがテキパキと作業をされています。

ありがとうございます!

お邪魔しないように写真を取らせていただきました。

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そして、こちらが心待ちにしていたある家具。

さて、なんでしょう?

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ダンボールや梱包材に包まれていて、なんだかよくわかりませんね(笑)。

明日は店内がどうなっているか…

どうぞお楽しみに!

 

ご近所紹介~その2~

こんにちは、わおん書房です。

 

ご近所紹介の第2段。

今日は、わおん書房の向かって右側の建物の2Fにある「アジアン雑貨店CHEKKA 」さんです。

 1Fはシャッターが降りていますが、CHEKKAさんは2Fでオープンしていらっしゃいます。写真の看板が目印。↓

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建物右側にある入り口を入っていくと、

 楽しげな看板が出むかえてくれます(私は読めませんが*1)。

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突き当たり左にある階段を登っていくと入口にたどり着きます。

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扉を開けると…

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原色があふれる中にも不思議な落ち着きの感じられるカオスの世界!

写真はありませんが、壁に書かれた画も素敵なんですよ。

オーナーがご自身で書かれたそうです(尊敬!)。

 

中でお茶をいただくこともできます。

他のお客様が飲んでいらっしゃるあまりにも素敵な香りにつられて、私もココアを注文。これが絶品なんです!(←かなりのココア好きです♪)

体も心もポカポカ(秘伝のレシピみたいです)。

窓辺にたくさん古本が置かれているので、ゆっくりくつろぐこともできますよ。

 

洋服や楽しい雑貨がたくさんあるので、店内をキョロキョロ。

私はこちらの子を連れて帰りました。

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私が保育園に通っていたころ使っていたざぶとんに母がアップリケしてくれた象にそっくりで、思わず買ってしまいました。

 

こんな楽しい出会いが待っているお店です。

さぁ、あなたは何に出会えるでしょう?

 

 

 

 

*1:

ご近所紹介~その1~

こんにちは、わおん書房です。

 

今日は、わおん書房のご近所さんを紹介させていただきます。

まずは、同じ堀江ビル(白いビル)の2Fと3Fに入居されているCanvasさんです。

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扉を開けて階段を登っていくと

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笑顔が素敵な店主の中上さん。

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Canvasさんは、アウトドア用品スノーピークの買取専門サービスやテント・アウトドアウェアのクリーニング・撥水加工、それからシェアリングスペースの運営などを行っていらっしゃいます。

https://canvas-jp.net/ ←HPはこちら

現在、私もシェアリングスペースの月額会員で、3Fで机をひとつお借りしています。

 

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*こちらは2F。スノーピークの商品が並んでいます。

 

わおん書房にご来店の際は、是非、こちらにもお立ち寄りください。

 

 

 

新しい仕事を始めるとき、まずすること。

こんにちは、わおん書房です。

 

「本屋をやろう!」

と思い立ってから、まず本屋で働き始めたことは紹介させていただきました。

waonbooks.hatenablog.com

それ以外に心がけていたことが「仲間づくり」です。

私はそもそも社交的な性格ではなく友達が少ないため、本が好きで本屋が好きな仲間を作りたいと思ったのです。

どうしたらいいかわからなかったので、読書会や本に関するセミナーやワークショップに参加して、なるべくたくさんの方の話を聞くように心がけました。

そうしていると、「私、古本屋やってます。」とか「私も本屋やりたいんですよ。」という方とめぐり合うことが増えてきました。

自分が知らなかっただけで仲間は周りにたくさんいたのです。しかも、みんな熱い想いを持っているんですね。こうやってできた仲間にはたくさんのことを教えてもらいました。

 

「仲間を作ろう」と考えるに至ったのは、こちらの本がきっかけです。

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 「100万円の貯金をするよりも、100万円一緒に稼ぐ『仕事の親友』を作ろう」と本書は訴えます。読んだ当時、私は組織に属して働いていたのですが、

「私には『仕事の親友』いるかな?今のままだと組織から出たらやっていけないかも…」

漠とした不安を感じたものです。

 

貯金をするよりも、資格を取るよりも、「仕事の親友」。

もちろん、助けてもらうばかりでは親友とは言えません。

自分の経験が“本屋を始めたい誰か”の役に立つことがあれば…と思い、私はこのブログを書いています。

  

福井の街のあちこちに、いろいろな個性を持った本屋さんができるといいなぁ…

そんな妄想をすると、なんだか楽しくなってくる毎日です(笑)。