福井で小さな本屋はじめました。

JR福井駅前に小さな新刊書店「わおん書房」ができるまでとそれからの記録

吹雪の中のハチャトゥリアン

こんにちは、わおん書房です。

 

昨日の福井は気温がどんどん下がり、吹雪になりました!

暖冬に慣れきっていた体には北風が身にしみます…。

 

そんな吹雪の中、ずっと楽しみにしていたコンサートに行ってきました。コンサートに出かけるのはなんと1年ぶり!久しぶりのホールに感無量です( ;∀;)。

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お目当てはネマニャ・ラドゥロヴィチさんのバイオリン。

演目はハチャトゥリアンの「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」。

www.youtube.com

ロックな出で立ちがトレードマークのネマニャさん。

超絶技巧を駆使して繰り広げられる演奏は圧巻ですが、その合間の繊細な音色も心に迫ります。笑顔がとても優しくて、興奮のあまり鳴り止まない拍手に快くアンコールで答えてくださいました。

すっかり福井のクラシックファンの心を掴んでしまったネマニャさん。休憩時間にホワイエで販売されていたCDは、ほぼ完売していたようです(笑)。

 

山田和樹さん指揮のマーラーも素晴らしかった!

個人的にパーカッションが大好きで、最終楽章できらびやかに鳴り響くティンパニーやシンバル等の音色に大興奮!!

演奏終了後、熱演のあまり(?)フラフラになっていたマエストロ。ずっと立ちっぱなしだし、開演前に舞台でトークなさったり、大活躍だったのでお疲れだったのでしょう。

 

演奏会からの帰途、外は吹雪だったのですが、エネルギーに満ち溢れた演奏のお陰で心はポカポカでした💛

あ~楽しかった(*^-^*)!

 

 

 

壁にぶち当たったとき

こんにちは、わおん書房です。

 

今、ちょっと壁にぶち当たっています。正確に言うとたくさんの壁に囲まれている感じ。わりとへこみやすい性格で、こんなのはしょっちゅうなのですが(笑)、こんな時は以下のことを心がけています。

 

1.まずはとことん落ち込む。

2.とりあえず動き始める。

3.頭が動き始めたら、問題の原因を書き出す。

4.問題への対策を書き出す。

 

 まずは気が済むまで落ち込みます。

「私のバカ!」「なんであんなことしたんだろう?」「むかつくー!」

とりあえず感情を吐き出します。

 次に、いったん問題は横に置いて、何でもいいので動き始めます。散歩をする、掃除をする、仕事を始める。私の場合、体を動かすと頭が動き始める気がするので、掃除をすることが多いです。部屋がきれいになっていくと気持ちが整理されるような気もします。

 頭が動き始めたところで、冷静に問題の原因と対策を紙に書き出します。

 以前は1からなかなか抜け出せなかったりしたのですが、 最近では、1から2へスムーズに移れるようになってきました。

「悩んでる場合ではない!!」

と、気持ちを切り替えるのが少しだけ上手くなったように思います。

 

写真は、店の近くで見つけたポスター。

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よし、現状をひっくり返すぞ!!

 

話は変わりますが、先週、店をプチリニューアルしました。

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見た目はほとんど変わらないので、写真を見てもお気づきにはならないかもしれませんが(実際、気づかれたお客様はいらっしゃいませんでしたが)、本や絵を飾っていたカフェスペースの壁が新しくなりました。

 壁に板パネルを設置して釘を打てるようになったので、これまでと違って壁全面に絵や本を飾れます。

 

 2月8日からは、いよいよここに弁造さんの絵が飾られます。

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弁造さんの写真を14年間撮り続け、「弁造さんのエスキース展」を全国展開中の写真家・奥山淳志さんが、現在、わおん書房での展示を準備してくださっています。

 

奥山さんが弁造さんとの日々を語る、トーク&スライドショーも申込受付中です。

waon-books.com

弁造さんの「生きること」について問い続けた奥山さんから、どんなお話をお聞きできるのか…とても楽しみです。

 

 

 

 

ある定休日の一日

こんにちは、わおん書房です。

 

先日の定休日(と言っても気づいたらもう1週間近く前ですが(-_-;))、珍しく映画館に足を運びました。

お目当てはこちらの映画。moviola.jp

平日の昼、しかも3時間半のドキュメンタリー映画なので、多分ガラガラだろうという予想を覆すたくさんのお客さんにびっくり!

福井市民の図書館愛を感じます。

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それにしてもため息の出るような館内…。

こちらの本館はニューヨーク観光名所のひとつなのだとか。こんな美しい場所で本に囲まれて過ごしてみたい…。

 

こちらの図書館は世界有数のコレクションを誇り、作家や画家などの文化・芸術分野で多くの人材を育てたことで有名です。映画で描かれるのは、そんな図書館の舞台裏。

公共図書館」となっていますが、その設置主体はニューヨーク市ではなく民間の非営利組織 (NPO)。そのため、運営費をいかに確保するかは最重要課題です。ニューヨーク市からいかに予算を引き出すか、富裕層から多くの寄付を募るためにどうするか。そして集まった予算をどこへ投資するか。何度も何度も会議の場面が映し出されます。その情熱、「世界最高水準の知の殿堂」を支えているのは自分たちだというスタッフたちの矜持に強く心を動かされました。

 あーーー行ってみたい、ニューヨーク公共図書館!

 

興奮冷めやらぬまま映画館を出ると今度は、氏神様へ初詣に。

商売繁盛を祈念して帰ろうと思ったのですが、ふと思い立っておみくじをひいてみました。基本、小心者なので、実はこれまであまりおみくじをひいたことがありません。

ドキドキしながらひいたところ…「大吉」!

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「わーーーーい!」

と喜べばよさそうなものですが、大吉なんてひいたことがないので落ち着きません。

「大吉は嬉しいけど、あとは落ちるだけ?」

「小吉くらいでよかったのに。」

「このおみくじ、どうすればいいの?」

神主さんが持ち帰ればいいと教えてくださったので、大切に財布の中にしまいました。

 

幸先のいい2020年のスタートなのに、なんだか落ち着かないやっぱり小心者の店主でした。

ちょっと気になっていること

こんにちは、わおん書房です。

 

最近気になっていることがあります。ちょっとした違和感と言ってもいいかもしれません。今感じているこのもやもやを忘れてしまわないうちに、備忘的に書いておこうと思います。

 

気になっているのは、お客様のある行動。

本棚をご覧になりながらふと立ち止まると、おもむろにスマホを取り出されます。しばらくスマホの画面を眺めて、また棚をご覧になる。写真を撮っていらっしゃるわけではありません。本とスマホを見比べていらっしゃるようです。しばらくすると別の棚に移られ、また本とスマホを見比べる。

 

私は某大手通販サイトの「ほしい物リスト」に気になっている本を登録しています(こうしておかないと、欲しかった本のタイトルを忘れてしまうので…)。お客様も「ほしい物リスト」の本を探していらっしゃるのかな?最初はそう思っていました。

 

でも、どうもそうではないようです。

私の勘違いかもしれません。(できれば勘違いであってほしいのですが、)どうもお客様は本のレビューを確かめていらっしゃるようです。

 

「目の前に本があるのに何故?」

私にとっては、ちょっとした衝撃でした。

ネットで本を買う場合ならいざ知らず、目の前に本があるのに?! 

 

念のためめ申し上げておきますが、決してこうした行為を否定しているわけではありません。ただ、まず最初にご自分の手で本に触れ、ページをめくってみていただきたいと思うのです。

スマホの中の画面と違って、本には重さがあり、匂いがあり、手触りがあり、カバーをはずすと変わる表情があります。まず、五感を使って本を感じてみる…。それからスマホを開いても遅くはありません。

 

ふと気になって手にとった本が一生の出会いになる可能性もあります。なんの先入観(他人の評価とか本のあらすじ、etc.)も持たずに本と出会える、たった一度のチャンスを逃さないでほしいのです。

 

「買った本が思っていた内容と違っていた。」

「読んだけど、全然つまらなかった。」

こういう思いをしたくない、失敗したくない、という気持ちもわからなくはありません。でも、レビューに頼っている限り、本との素晴らしい出会いを嗅ぎ取る嗅覚のようなものは育ちません。それって、本に限らず何でもそうだと思うのですが、失敗や痛い思いを経験をすることで、アンテナは研ぎ澄まされていくものだと思うのです。 

 

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写真は、何年か前のお正月にドライブした越前海岸のすいせん畑。

気持ちのいい景色を前にしたとき、まず思いっきり空気を吸って景色を楽しむように、本との出会いを楽しんでみませんか?

わおん書房2020年の目標

こんにちは、わおん書房です。

 

あけましておめでとうございます。

2020年もどうぞよろしくお願いいたします!

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ずいぶんご無沙汰しておりました。

前回の更新が2019年9月17日。

いくらなんでも、ちょっと間が空きすぎですね(…汗)。申し訳ありません!

2019年最後の3ヶ月はイベント目白押し。気がついたら年が明けていた、というのが実感です。ざっと振り返ってみると

 

10月 図録カフェ(by 芸術専門楽群さん)

   大人の絵本会vol.1(by 絵本セラピスト まつやまちぐさ さん)

11月 製本教室(by 村上製本 村上亜沙美さん)

   大人の絵本会vol.2(by 絵本セラピスト まつやまちぐさ さん)

12月 カレンダーワークショップ(by Tetoiroさん)

   大人の絵本会vol.3(by 絵本セラピスト まつやまちぐさ さん)

 

けっこうやりましたね~(笑)。

お陰さまでどの会も盛況で、たくさんのお客様の笑顔に接することができた至福の時間でした。楽しかったなぁ~♪

 

でも、過去にひたってはいられません。

2020年新しい年に向けての目標を明記しておきます。(有言実行です!)

 

1.オンラインショップをオープンさせる。(お待たせしてしまってすいません…)

2.わおん書房主催のイベントを企画する。

3.旅に出る。

 

あれ?3はプライベートの目標?と思われたかもしれませんね。

2019年は福井から、いいえ店周辺から外に出る機会がほとんどなく、文字通り仕事に明け暮れました。でも、文化の拠点となる"小さな広場”を目指す店主しては、広く知見を得る必要を強く感じるのです。感性を磨き、アンテナの感度を高めるためにも旅に出たいと思います(要するに、純粋に旅したいだけです)。

 

さて、2020年もすでにいくつかのイベント開催が決定しています。

1月26日(日) 大人の絵本会 vol.4

2月8日(土)‐24日(月) 弁造さんのエスキース展~今日も完成しない絵を描いて~
2月8日(土) 奥山淳志『庭とエスキース』(みすず書房)出版記念 トーク&スライドショー

 

2月29日(土) 『まとまらない人』刊行記念 坂口恭平全国ツアー @わおん書房


今後も情報発信してまいりますので、ホームページやSNSをチェックしてくださいね!

あと、次の更新まで間が開かないようにブログも頑張りますので、よかったらこちらものぞいてみてください。

 

素敵な絵に囲まれて…

こんにちは、わおん書房です。

 

少し更新があいてしまいましたが、その間に、わおん書房では『ことばの生まれる景色』nakaban原画展がスタートしました!

 

先週の定休日は、この原画展の設営に追われました。

まずは火曜日の午前中に荷物が到着。

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ドキドキしながら荷ほどき。

そして取り出した原画と対面。

その瞬間のときめき!!

 

でも、うっとりしてはいられません。

取り出した12点の原画の配置を考え設置し、関連書籍も並べていきます。

今回の展示会の来場者限定プレゼントのオリジナルしおりとスタンプも設置。

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ちなみに、オリジナルしおりに押すスタンプは、画家のnakabanさんがデザインしてくださったもの。好きなしおりを選んで(裏に書かれている文面がみな違っています)、スタンプを押して紐をつければできあがり!

設置用什器がうまく届かなかったり多少のアクシデントはあったものの、水曜日の夕方には設置完了。

 

そして12日の朝。

昨日の雨も上がり素晴らしい秋空が広がりました!

(店主は強力晴れ女なのがちょっと自慢です。)

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初日は平日だったにもかからわず、展示を楽しみにしてくださっていたお客様がたくさんご来店。

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「素敵な展示会でした!」

の声に、ほっと胸をなでおろす店主でした。

 

お客様のご感想はそれぞれ。お好きな絵も、その訳も様々です。

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*大人気の絵のひとつ『自選 谷川俊太郎詩集』より

 

 ある本の文章があって、そこから絵が生まれ、絵からまた様々に思いを馳せる。

そんな豊かな時間を過ごしていただければ、こんな嬉しいことはありません。

 

閉店後、誰もいなくなった店内で、ひとり絵に囲まれる…。

実は、一番ぜいたくな時間を過ごしているのは 店主かもしれません。

 

さて、19日(木)から原画展の後半戦がスタートです。

是非、ご自身のお気に入りを探しにおいでくださいね。

 

~お知らせ~

時間がかかりましたが、ようやくホームページができました。

イベントの告知や本の紹介も行っています。

こちらもご覧いただけると嬉しいです!

waon-books.com

つなぐ・伝える

こんにちは、わおん書房です。

 

金津創作の森で開かれている「蜷川実花・宏子 二人展」に行ってきました。

木々の緑に囲まれた金津創作の森で展開される極彩色の世界。

はじめはそのあまりの色鮮やかさに度肝を抜かれ圧倒されるのですが、空間に身を置くうちに、手仕事で作られる作品の持つぬくもりに包まれ不思議と心が落ち着いてきます。

 

キュートでポップな母、宏子さんのキルト。

気が遠くなるほどたくさんのヨーヨーキルトをつないだ作品の各々は布でできた小さなモチーフに過ぎませんが、それをひとつひとつつないでいくことで、思わぬ世界が広がっていきます。 

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 娘、実花さんの華やかな写真パネルは圧倒的な存在感!

でも、そこはさすが親子。絶妙のコンビネーションで作品が互いに調和し引き立てあっています。

展示会場を出ると、再び森の緑の中。夢の中から現実の世界に戻ったような不思議な感覚に陥りました。

 

さて、この1週間の出来事のハイライトといえば 、やはりこちら!

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福井の本屋HOSHIDOさん主催のトークイベント。

小さいながらもキラリと個性が光るミシマ社、ライツ社の営業担当者を招いたイベント会場は、本を扱う仕事に携わる人、出版社・本屋を応援したい人、本が大好きな人、いろんな人が入り乱れて不思議な熱気に包まれました。

 

出版社の方が作る本には、1冊1冊に熱い想い(魂)が込められています。その想いを一人でも多くの人に伝えるべく奔走していらっしゃるのが営業の方。

営業の実演などリアルな姿から垣間見られる営業担当者の熱意と工夫。

本を販売する身としては1冊に込められた重みを感じずにはいられず、改めて1冊1冊を大切に読者に届けていかねば…と襟を正す思いです。

 

本に込められた想いを伝えるのが営業の仕事なら、その想いを読者へとつなぐのが本屋の仕事。そして、その周りにはたくさんの支えてくださる人達がいるのだということに気づかせてくれた素敵なイベントでした。

 

こんな素敵なイベントを企画をしてくれたHOSHIDOの佐藤さん、どうもありがとうございました!そしてミシマ社の三島さん、渡辺さん、ライツ社の高野さん、熱い情熱をありがとうございました!!

その情熱、しかと受け止めさせていただきました!