福井で小さな本屋はじめました。

JR福井駅前に小さな新刊書店「わおん書房」ができるまでとそれからの記録

つなぐ・伝える

こんにちは、わおん書房です。

 

金津創作の森で開かれている「蜷川実花・宏子 二人展」に行ってきました。

木々の緑に囲まれた金津創作の森で展開される極彩色の世界。

はじめはそのあまりの色鮮やかさに度肝を抜かれ圧倒されるのですが、空間に身を置くうちに、手仕事で作られる作品の持つぬくもりに包まれ不思議と心が落ち着いてきます。

 

キュートでポップな母、宏子さんのキルト。

気が遠くなるほどたくさんのヨーヨーキルトをつないだ作品の各々は布でできた小さなモチーフに過ぎませんが、それをひとつひとつつないでいくことで、思わぬ世界が広がっていきます。 

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 娘、実花さんの華やかな写真パネルは圧倒的な存在感!

でも、そこはさすが親子。絶妙のコンビネーションで作品が互いに調和し引き立てあっています。

展示会場を出ると、再び森の緑の中。夢の中から現実の世界に戻ったような不思議な感覚に陥りました。

 

さて、この1週間の出来事のハイライトといえば 、やはりこちら!

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福井の本屋HOSHIDOさん主催のトークイベント。

小さいながらもキラリと個性が光るミシマ社、ライツ社の営業担当者を招いたイベント会場は、本を扱う仕事に携わる人、出版社・本屋を応援したい人、本が大好きな人、いろんな人が入り乱れて不思議な熱気に包まれました。

 

出版社の方が作る本には、1冊1冊に熱い想い(魂)が込められています。その想いを一人でも多くの人に伝えるべく奔走していらっしゃるのが営業の方。

営業の実演などリアルな姿から垣間見られる営業担当者の熱意と工夫。

本を販売する身としては1冊に込められた重みを感じずにはいられず、改めて1冊1冊を大切に読者に届けていかねば…と襟を正す思いです。

 

本に込められた想いを伝えるのが営業の仕事なら、その想いを読者へとつなぐのが本屋の仕事。そして、その周りにはたくさんの支えてくださる人達がいるのだということに気づかせてくれた素敵なイベントでした。

 

こんな素敵なイベントを企画をしてくれたHOSHIDOの佐藤さん、どうもありがとうございました!そしてミシマ社の三島さん、渡辺さん、ライツ社の高野さん、熱い情熱をありがとうございました!!

その情熱、しかと受け止めさせていただきました!