本から広がる世界
こんにちは、わおん書房です。
昨日は仕事の打ち合わせでお隣りの石川県加賀市に行ってきました。
せっかく加賀市に行くので、かねてから行きたいと思っていた中谷宇吉郎 雪の科学館に寄り道。
中谷宇吉郎さんは世界で初となる人工雪の製作に成功した物理学者で、石川県加賀市片山津のご出身です。
湖に面した建物は、雪をイメージした六角塔が目印。
全体的にこじんまりとした建物ですが見晴らしが良く、とても落ち着いた居心地のいい空間です。
中谷宇吉郎さんの研究について写真や映像で知ることができるだけでなく、ちょっとした実験を体験することもできます。
私は氷のペンダントを作る実験をしました。
*熱伝導を利用した器具であっという間に氷のペンダントが出来上がります。
展示を見て心惹かれたのは、中谷宇吉郎さんが扇子を手に舞っている写真。
海外の学会等に参加する際は着物と小道具、レコードを持参し、レセプション等で踊ってみせたとか。外国の方には大好評だったようです。
自分の研究対象だけでなく、あらゆることに心を開き興味を持つことは、結果的に研究を深めることにもつながったのではないかと思います。
中谷宇吉郎さんご自身に興味がわき、帰りがけに受付に並んでいたこちらの本を購入しました。表紙をめくった部分に記念のスタンプも。
思えば、中谷宇吉郎さんのことを知ったのも本がきっかけでした。
本によって、また新たな「!」に出会った1日でした。