福井で小さな本屋はじめました。

JR福井駅前に小さな新刊書店「わおん書房」ができるまでとそれからの記録

わおん祭りドキュメント~祭りの花火が上がるまで~③

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おん祭りドキュメント〈本番編〉

10月6日:第1回わおん祭り旅する絵画」21:00~22:30
 ゲスト:田中靖浩:新刊『名画で学ぶ経済の世界史』記念講演
     吉川淳子:NYメトロポリタン美術館からアートだより

    f:id:waonbooks:20201019220925j:plain田中靖浩さん 作家・公認会計士フリーランス塾 塾長

         f:id:waonbooks:20201019220951j:plain吉川淳子さん ジャーナリスト・メトロポリタン美術館公式ガイド

・本番1時間前にzoom urlをpeatixで一斉配信(これがいちばん緊張する!)。
・開始20分前にメンバーがミーティングルームに集合。画面共有する資料や動画の設定など確認。
・本番3分前、お客さま続々入室。
・21時本番スタート。「みなさん、わおん祭りへようこそ!!」

 

第1回のテーマは「旅する絵画」。田中塾長の話はヨーロッパからスタート。レンブラントの版画から越前和紙へと話は発展し、次はアメリカへ。

バトンタッチした淳子さんは、秋のニューヨークからメトロポリタン美術館を紹介してくれました。

最後に田中塾長と淳子さんによるラジオドラマ(自作自演)もあり、第1回わおん祭りは大いに盛り上がりました!

 

10月7日 :次々とコメント・グラレコ寄せられる

大興奮の祭りの夜が明けて翌日の朝。朝一番の投稿にお客さまが次々とコメントを寄せてくださいました。

「昨晩はありがとうございました!!もう大興奮、濃い時間でした。」

「旅に出たくて出たくて、うずうずした夜でした。」

「楽しくて贅沢な時間でした。」

そして、「ひめ」こと松本 智子さんと近藤茜さんがグラレコを描いてくださいました。

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左:ひめ作「わおん書房誕生物語」  中:近藤さん作のグラレコ   右:ご紹介した本2冊

 

10月7日 昼:満員御礼!

第2回わおん祭りも第1回に続き100名満席に!急きょ定員を150名に増設!!

 

10月7日 夜:「自分を知ろう」本番直前ミーティング

いつものように「大丈夫!」と励ましの声をかけてくれる麻子さん。途中、麻子さんのWi-Fiが安定せずzoom入退室を繰り返す。麻子さん、大丈夫?!

  

10月8日:第2回わおん祭り「自分を知ろう」21:00~22:30
 ゲスト:保市麻子:「マインドフルネスと禅」自分を感じる
     河合由紀:「東洋運命学」でわかる本当の自分(謎の相談者が登場予定)

    f:id:waonbooks:20201019221344j:plain保市麻子さん 全米認定・イリノイ州認定臨床心理カウンセラー

              f:id:waonbooks:20201019221403j:plain河合由紀さん エグゼティブコーチ

・本番1時間前にzoom urlをpeatixで一斉配信。

・自宅のWi-Fiが安定せず、麻子さんはシカゴのオフィスから参加。

 

第2回テーマは「自分を知ろう」。 前半は保市麻子さんのマインドフルネスのお話。五感を使って感じるワークも体験していただきました。マインドフルネスを使って自分を受け入れ、自分を知り、自分をコントロールして幸福度アップ!

後半は河合由紀さんによる初の「オンライン・コーチ」。相談者は第1回ゲストの田中塾長。東洋運命学の手法を取り入れたセッションと由紀さんによる解説は「なるほど~」と納得の結果で、田中先生も大満足!!                 

        f:id:waonbooks:20201020014301p:plainf:id:waonbooks:20201020013744j:plain

 

10月9日 :お客さまからコメント寄せられる

「楽しく贅沢であったかーーい時間でした。」

「Takakoさんの「素のまま」が素敵な時間でした‼️」

「あと一回でお祭りが終わりだなんて…」

由紀さんのセッションに興味を持たれた方からの問い合わせもありました。

  

10月9日 午前:「絵本をきこう」本番直前ミーティング

映像にピアノを合わせるリハーサル。映像スタートのタイミング、朗読とピアノの音量バランスの最終調整。

前夜、深夜帰宅であまり睡眠が取れず、この日が一番きつかった!

 

10月10日:第3回わおん祭り「絵本をきこう」10:00~11:30

 ゲスト:大加瀬裕美・岩倉康浩: 「耳で感じる絵本の世界」   

     f:id:waonbooks:20201019221640j:plain大加瀬裕美さん 絵本翻訳者

             f:id:waonbooks:20201019221706j:plain岩倉康浩さん 音楽講師・ラウンジピアニスト

なんと痛恨の朝寝坊!おまけに慌てて飛び起きた瞬間、寝ちがえて首が回らなくなる笑えない事態に!!

前日のリハーサル後、寝不足で頭が回らない私のために裕美さんが作ってくれた詳細なシナリオのお陰で、なんとか落ち着きを取り戻しました。裕美さん、優しい笑顔だけでなく、細やかさと緻密さを持ち合わせています。大感謝!!!

 

・本番1時間前にzoom urlをpeatixで一斉配信。

・土曜日の午前中ということもあり、入室されるお客さまの中には子供さんが一緒の方も。

 

第3回テーマは「絵本をきこう」。 

淳子&わかな親子による絵本「おかねをかせぐ!」の読み聞かせを体験したあと、裕美さんから翻訳のお話を伺い、お客さまにミニミニ翻訳にも挑戦していただきました。

次は「おやすいなさい おつきさま」をわかなちゃんの英語と、淳子さんの日本語で読み聞かせ(岩ちゃんのピアノ生演奏付き)。英語と日本語のリズムの違いを感じていただきました。     

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岩ちゃんのピアノは英語と日本語各バージョンで微妙に変化しており、その違いについてもお聞きしました。

 

そして、この日の主役はなんと言ってもわかなちゃん!そのキュートな声と可愛らしい語り口にハートをつかまれた方も多かったはず。実はわかなちゃん、YouTube英語絵本の読み聞かせをやっています。

www.youtube.com

各ゲストからの挨拶も終わり、いよいよフィナーレ、、、というところで突然メンバーからサプライズが!

「えっ?!聞いてない!!」

動揺する店主をよそに、わおん書房を開店するまでの経緯をまとめた1分半ほどの動画が流れます。メンバーの温かい気持ちに胸が熱くなった瞬間、、、電話のベルの音!本番中に店に電話がかかってきてしまったのです!!慌てるあまり、こぼれかけた涙が引っ込んでしまった店主でした(笑)。

笑いあり、涙ありのわおん祭もいよいよ終わり、、、と寂しく思っていたら、なんと田中塾長から更なるサプライズが!次の新刊(今度はクラシック音楽)のネタおろしをアンコール講演としてやっていただけることに!!また次の楽しみができました。

 

 10月10日午後:わおん祭り全3回終了~お客さまからのコメント続々~

「楽しかったり ジーンとしたり ほっこりしたり 睡魔に襲われたり 五感が刺激されまくりな午前でした」

「楽しく贅沢な「わおん祭り」の時間でした!」

「昨日は移動中だったので、耳だけの参加だったのですが、それが逆にとってもよかった!音、声に集中できて、いろんなことを想像できて、味わうってこういうことなのかなーと思ったり。」

「毎回、気づきと元気と新たな好奇心をたくさんいただきました。」

嬉しくて、コメントは何回も読み直しました。 

 

~わおん祭りを振り返って~

仕事の親友を求めて参加したフリーランス塾。気づいたら多くの親友ができました。でも、考えてみたら海外組とは直接会ったことすらないんですよね。たとえそれがオンラインであっても、人の存在は、そこにいるというだけで大きなものだということを実感しました。

そして、オンラインでも人は誰かを勇気づけることができる。今回の祭りで、お客さまの存在に、笑顔に、どれだけ勇気をいただいたことでしょう!ご参加いただいたすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!!

 

わおん祭りドキュメント~祭りの花火が上がるまで~②

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おん祭りドキュメント〈準備編〉

仕込み開始!

日程と内容が決まったので、各回のテーマについて勉強。9月前半はひたすら関連書籍を読みました。

 

9月4日: 福井で震度5弱の地震発生

店主の安否確認取れず騒然!

午前中、福井で震度5弱の地震発生。Yahooニュースに速報が出たため、チャットに「貴子さん、地震大丈夫ですか!?」「貴子さん、ご無事で。。。」書き込み多数。別件で打ち合わせ中だった私は返信できず、皆の不安をあおってしまいました(心配かけてごめんなさい)。

            *チャット上は大騒ぎ! f:id:waonbooks:20201017161404p:plain

 

 9月6日:わおん書房プロモーション動画作成

わおん書房ツアー

「わおん書房に行ってみたいな。」とお客さまに思っていただけるように、カメラで店内を紹介する”わおん書房ツアー”をしたらどうか?という淳子さんの発案から「どうせなら動画を作ったら?」「岩ちゃんに曲をつけてもらったら?」と話が広がりプロモーション動画を作ることに。淳子さんの脳内はアイディアの泉!何度もチャットでアイディアを送ってくれました。

 

9月10日:「絵本をきこう」ミーティング

バイリンガルわかなちゃん登場!

第3回「絵本をきこう」の打ち合わせ(淳子さん、裕美さん、岩ちゃん)。ピアノ生演奏付き絵本の読み聞かせ。問題は、読み聞かせとピアノのタイミングを合わせること。Zoomだと微妙にタイミングがずれて声にピアノの音がかぶってしまったり、お互いが音を消し合ったり。試行錯誤の末、事前に読み聞かせを動画で撮ったものを用意して、その動画に合わせて岩ちゃんが生演奏することに。そしてNYのわかなちゃん(淳子さんの娘さん)が英語の読み聞かせを担当してくれることが決定!

塾メンバーには海外組が3人いるため(ニューヨーク、シカゴ、ヒューストン)、打ち合わせは時差を考慮して設定。それにしても世界とこんなふうに繋がれるなんて不思議。。。

 

9月12日:定例フリーランス

麻子×伴子のコラボセッション

この日は塾メンバーのコラボセッション(麻子さん×伴子さん)を塾生が受講しました。セッション終了後、受講したメンバーが感想をフィードバック。このセッションが、第2回「自分を知ろう」の飲み物を使ったワークにつながりました。

f:id:waonbooks:20201017170501p:plain *コラボセッション、とても興味深い内容でした。

 

9月14日:本番3週間前

そろそろ告知を考える時期になりました。今回は「勇気の世界史」のようにpeatixを使って集客をすることにしましたが、アナログ人間の私がpeatixを使いこなせず告知が間に合いません(あぁ…機械音痴(;_;))!取り急ぎ日程の告知だけすることに。

 

9月15日:告知(予告編)

FBグループ「フリーランス塾と勇気な世界の仲間たち」に田中塾長がわおん祭りの予告を投稿。もう後には引けません。
詳細がわからないにもかかわらず、多くの方がコメントを寄せてくださり「楽しみです!」「参加します!」と声を上げてくださいました。お客さまがコメントを通して奏でてくださる祭り囃子に感動!本当に嬉しくてありがたかった!!

  

9月16日午後:永平寺参拝

おん祭りで地元福井をアピールしたい!①

おん祭りで少しだけでも福井を紹介できればと考え、定休日を利用して永平寺へ。残念ながら目的の座禅体験は叶いませんでしたが、10年以上ぶりに行った永平寺はコロナ前と変わらず荘厳さに満ちていました。(ちなみに除夜の鐘で有名な「寂照の鐘」は誰でも自由につくことができます。一度やってみたかった私は他に誰もいないのをいいことに思いっきり鐘をついたところ、あまりの響きにひっくり返りそうになりました!音って破壊力がありますね。煩悩が吹き飛びましたw)

   永平寺境内の寂光苑にある「寂照の鐘」 f:id:waonbooks:20201017173023j:plain

 

9月16日 夜:「自分を知ろう」ミーティング

シカゴの麻子さんと打ち合わせ。当初予定していた”マインドフルネスと禅の比較”というテーマは40分ではとても足りないということで、今回はマインドフルネスに焦点を絞ることに。麻子さんはいつも「貴子さん、大丈夫、大丈夫!」と私を励ましてくれるわおん書房応援団長!この言葉に何度も救われました。

        *頼もしい応援団長の麻子さん!f:id:waonbooks:20201019031914p:plain 

 

9月20日:「絵本をきこう」ミーティング

事前に用意した読み聞かせ動画にピアノを合わせるリハーサル(淳子さん、わかなちゃん、裕美さん、岩ちゃんが参加)。可愛らしいわかなちゃんの声と包み込むような優しいピアノの音色にうっとり。どんなむちゃ振りにも動じることなく応じてくれる頼もしい岩ちゃん。その豊富な知識といい、もはや神様としか思えません。

 

9月23日 早朝:告知

peatixと戦うこと1週間、ようやくイベントページ完成。申込受付開始!

アイキャッチ画像にはメンバー啓子さん作のちぎり絵作品を使わせていただきました。夜空にどーーんと打ち上がる美しい花火。こんなふうに祭りの最後にお客様の笑顔の花火がたくさん上がるといいなぁ。その他にも啓子さんにはpeatixのページ作成やフリーランス塾のHP更新など技術的な面で強力にサポートしていただきました。続々と入る申込みに緊張感が高まります。

 

9月23日:和紙の里ツアー

おん祭りで地元福井をアピールしたい!②

おん祭りで越前和紙をご紹介したいと思い和紙の里へ。知り合いの「紙の文化博物館」元学芸員さんに案内していただき、和紙漉きの工房を何箇所か見学することができました。受け継がれてきた技、新たなる取り組み、皆さんそれぞれに頑張っていらっしゃいます。途中、昼食とりながら学芸員さんによる越前和紙の歴史についてレクチャーも。越前和紙の奥深さに触れた半日でした。

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 *柳瀬良三製糸所を見学させていただきました。柳瀬靖博さんから越前和紙を使った雑貨の取り扱い、工房に和紙製品ショップ併設など新しい取り組みについてお話を伺いました。

 

9月28日朝:「本屋開業への道」(全7回)スタート

わおん書房を知ってもらおう!

FBグループ「フリーランス塾と勇気な世界の仲間たち」に、わおん書房誕生の物語を投稿開始。福井編、東京編、Uターン編、本屋誕生前夜編、本屋修行編、本屋準備編、開店編の全7回。「私の個人的な話なんか喜んでもらえるかな~?」最初は半信半疑でしたが、想像以上に反響があってびっくり!本番に向けてだんだん気分も盛り上がってきました。

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9月28日夜:田中塾長ミーティング

田中塾長とミーティング。全体的な流れの確認。導入、越前和紙紹介や淳子さんへのバトンタッチのタイミング、エンディングについてすり合わせ。

 

9月29日:「自分を知ろう」ミーティング

キャプテン由紀さんと打ち合わせ。シカゴから麻子さんも参加。全体的な流れを確認後、田中塾長の公開セッションについて盛り上がりました。

 

10月2日:わおん祭りYahoo!ニュースに!

地元メディアにわおん祭りを取材していただいたところ、記事がYahoo!ニユースに取り上げられました。

              *取材していただいたメディアの方々に感謝!f:id:waonbooks:20201019045020p:plain

 

10月5日午前:満員御礼!

第1回わおん祭りが100名満席に!急きょ定員を150名に増設!!

 

10月5日夜:淳子さん 最終打ち合わせ

おん祭り第1回のゲスト淳子さん。「旅する絵画」のテーマに合わせて「お客さまがNYを旅している気分になれるように…」と、ご自宅からメトロポリタン美術館までの道のりを動画撮影してくれました。途中、セントラルパークの景色の素晴らしいこと!見ているとNYに飛んでいきたくなります。

打ち合わせの最後は、「子ども向けのアート講座を一緒にやりたいね!」と新たな企画の話で盛り上がりました。

 

→わおん祭りドキュメント〈本番編〉へ続く…

わおん祭りドキュメント~祭りの花火が上がるまで~①

2020年10月6日、8日、10日の3日間、わおん書房主催のオンラインイベント「わおん祭り」が開催されました。祭りはたくさんのお客さまにご参加いただき、大盛況のうちに幕を下ろしました。こちらは企画、準備、本番まで、わおん祭りを振り返る備忘録です。

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おん祭りドキュメント〈企画編〉

8月8日:定例フリーランス

はじまりの第一声

「『地方の本屋でも、こんなことができるんだ!』と皆を驚かせるようなzoomイベントを考えてみよう!」

月1回のフリーランス塾*定例会。田中塾長の第一声がことの始まりでした。コロナ禍で苦境にあえぐ零細弱小書店を応援しようと手を上げてくれた塾生有志6名(由紀さん、麻子さん、淳子さん、裕美さん、岩ちゃん、啓子さん)!

「応援しないと潰れるんじゃないか?」「大丈夫か!?」思わず応援させてしまう、そんな店主の「へなちょこ力」は意外にパワーがあるようです。

「でも皆を驚かせるようなイベントって?えーーー!私どうしたらいいの???」

 フリーランス :作家で公認会計士の田中靖浩氏を塾長とする私塾。各分野のフリーランス(+予備軍)が集い、切磋琢磨、情報交換する場。2020年から活動開始。世界各地から参加するメンバーは職業も経験も様々な17人。

freelancejyuku.com

 

8月12日:小論文を公開

「わおん書房」を知ってもらおう!
「(コロナ禍の)こんな状況だからこそ、いまいちど本屋を開店した原点に戻って、そこで夢見た『理想の場』を実現すべく頑張ってほしい」
田中塾長の言葉から、まずは「わおん書房」を開業するに至った経緯や目指すところ、私自身の思いをメンバーに知ってもらおうと思い立ちます。フリーランス塾の課題で提出した小論文に書店を開業するまでの経緯を書いたことを思い出し、これをメンバーとシェア。「福井という小さな街にある世界に開かれた広場」を作りたい!という壮大(無鉄砲?)な夢に皆が共感してくれて「静かな熱い炎が見えました!」「これぞ原点回帰。」「しっかり受け止め、応援につなげていきたいです!!」たくさんのメッセージを寄せてくれました。
思わぬ反響を読んだこの小論文、「この想いはお客さまにも伝えたほうがいい!」とのメンバーのアドバイスを受け、後に「本屋開業への道」(全7回)としてFBグループで公開することになります。

 

8月15日:第1回七人の侍ミーティング

七人の侍始動!

田中塾長と塾生有志6名に私を加えたグループ、その名も「七人の侍たち」。

応援してもらえるのは嬉しいけれど、いきなり祭りの神輿に担ぎ出された私は初のミーティングでどうしていいかわからずドキドキおろおろ…。そんな私をフリーランス塾キャプテンの由紀さんが「貴子さんは応援され慣れてなさそう(笑)。思い切りみんなに応援されちゃってください!」と、あたたかく受け止めフォローしてくれました。

このミーティングで主催はわおん書房、私が企画したイベントを塾メンバーが出演者として、裏方として応援してくれる、という基本的な形を確認。今後のすり合わせはチャットで、必要な場合はその都度zoomで行うことになりました。開催は秋。全体のイメージは、わいわい楽しくにぎやかな秋祭り! 

 

f:id:waonbooks:20201017145143p:plain  *チャットでは熱い炎が飛び交いました!

 8月26日:由紀キャプテンのセッションを受講

応援してくれるメンバーのことをもっと知りたい!

塾メンバーは職業も経験も多様性に満ちています。これまでもフリーランス塾の課外授業として塾生同士で講座を行ったりzoom飲み会をしたりしてきました。でも、ゲストとしてイベントに参加していただく以上もっと講師のことを知りたいと思い、由紀さん主催のプログラム「自分らしさ発見オンラインセッション」を受けてみることにしました。

yukikawaii.com

これは受けて良かった!

東洋運命学の手法を取り入れたセッションでは、その人が持つ潜在能力が明らかになります。私は教師→会計士→本屋と波乱万丈の人生を送ってきたつもりでいましたが、どれも適職であったことが判明。「自分の潜在能力を活かした生き方をされていますね。」と説明を受けびっくり!「なぁ~んだ、しょせん私は仏様の手のひらの上で踊らされている孫悟空と変わらないんだ~。」そう思ったら、ふと肩の力が抜けました。自分の生き方を肯定し前向きな気持になれたのはもちろん、セッションを通して由紀さんの人柄の魅力(包容力、安心・安定感)にも触れることができました。

是非、たくさんの方にもおすすめしたい!そんな気持ちがわおん祭りの「オンライン公開セッション」へ発展することになります。

 

8月31日:日程と内容のすり合わせ

日程と内容が決定!

Googleのjamboardを使って日程と各回の内容をすり合わせ。10月上旬全3回(隔日)の日程で、各回ゲスト二人に登場してもらうという基本的な形と各回テーマを確認。第2回の「オンライン公開セッション」に関しては、田中塾長からサクラ出演の申し出もあり大いに盛り上がりました。

f:id:waonbooks:20201018060841p:plain *あーでもないこーでもない、と内容をすり合わせ。

 

→わおん祭りドキュメント〈準備編〉へ続く…

吹雪の中のハチャトゥリアン

こんにちは、わおん書房です。

 

昨日の福井は気温がどんどん下がり、吹雪になりました!

暖冬に慣れきっていた体には北風が身にしみます…。

 

そんな吹雪の中、ずっと楽しみにしていたコンサートに行ってきました。コンサートに出かけるのはなんと1年ぶり!久しぶりのホールに感無量です( ;∀;)。

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お目当てはネマニャ・ラドゥロヴィチさんのバイオリン。

演目はハチャトゥリアンの「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」。

www.youtube.com

ロックな出で立ちがトレードマークのネマニャさん。

超絶技巧を駆使して繰り広げられる演奏は圧巻ですが、その合間の繊細な音色も心に迫ります。笑顔がとても優しくて、興奮のあまり鳴り止まない拍手に快くアンコールで答えてくださいました。

すっかり福井のクラシックファンの心を掴んでしまったネマニャさん。休憩時間にホワイエで販売されていたCDは、ほぼ完売していたようです(笑)。

 

山田和樹さん指揮のマーラーも素晴らしかった!

個人的にパーカッションが大好きで、最終楽章できらびやかに鳴り響くティンパニーやシンバル等の音色に大興奮!!

演奏終了後、熱演のあまり(?)フラフラになっていたマエストロ。ずっと立ちっぱなしだし、開演前に舞台でトークなさったり、大活躍だったのでお疲れだったのでしょう。

 

演奏会からの帰途、外は吹雪だったのですが、エネルギーに満ち溢れた演奏のお陰で心はポカポカでした💛

あ~楽しかった(*^-^*)!

 

 

 

壁にぶち当たったとき

こんにちは、わおん書房です。

 

今、ちょっと壁にぶち当たっています。正確に言うとたくさんの壁に囲まれている感じ。わりとへこみやすい性格で、こんなのはしょっちゅうなのですが(笑)、こんな時は以下のことを心がけています。

 

1.まずはとことん落ち込む。

2.とりあえず動き始める。

3.頭が動き始めたら、問題の原因を書き出す。

4.問題への対策を書き出す。

 

 まずは気が済むまで落ち込みます。

「私のバカ!」「なんであんなことしたんだろう?」「むかつくー!」

とりあえず感情を吐き出します。

 次に、いったん問題は横に置いて、何でもいいので動き始めます。散歩をする、掃除をする、仕事を始める。私の場合、体を動かすと頭が動き始める気がするので、掃除をすることが多いです。部屋がきれいになっていくと気持ちが整理されるような気もします。

 頭が動き始めたところで、冷静に問題の原因と対策を紙に書き出します。

 以前は1からなかなか抜け出せなかったりしたのですが、 最近では、1から2へスムーズに移れるようになってきました。

「悩んでる場合ではない!!」

と、気持ちを切り替えるのが少しだけ上手くなったように思います。

 

写真は、店の近くで見つけたポスター。

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よし、現状をひっくり返すぞ!!

 

話は変わりますが、先週、店をプチリニューアルしました。

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見た目はほとんど変わらないので、写真を見てもお気づきにはならないかもしれませんが(実際、気づかれたお客様はいらっしゃいませんでしたが)、本や絵を飾っていたカフェスペースの壁が新しくなりました。

 壁に板パネルを設置して釘を打てるようになったので、これまでと違って壁全面に絵や本を飾れます。

 

 2月8日からは、いよいよここに弁造さんの絵が飾られます。

waon-books.com

弁造さんの写真を14年間撮り続け、「弁造さんのエスキース展」を全国展開中の写真家・奥山淳志さんが、現在、わおん書房での展示を準備してくださっています。

 

奥山さんが弁造さんとの日々を語る、トーク&スライドショーも申込受付中です。

waon-books.com

弁造さんの「生きること」について問い続けた奥山さんから、どんなお話をお聞きできるのか…とても楽しみです。

 

 

 

 

ある定休日の一日

こんにちは、わおん書房です。

 

先日の定休日(と言っても気づいたらもう1週間近く前ですが(-_-;))、珍しく映画館に足を運びました。

お目当てはこちらの映画。moviola.jp

平日の昼、しかも3時間半のドキュメンタリー映画なので、多分ガラガラだろうという予想を覆すたくさんのお客さんにびっくり!

福井市民の図書館愛を感じます。

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それにしてもため息の出るような館内…。

こちらの本館はニューヨーク観光名所のひとつなのだとか。こんな美しい場所で本に囲まれて過ごしてみたい…。

 

こちらの図書館は世界有数のコレクションを誇り、作家や画家などの文化・芸術分野で多くの人材を育てたことで有名です。映画で描かれるのは、そんな図書館の舞台裏。

公共図書館」となっていますが、その設置主体はニューヨーク市ではなく民間の非営利組織 (NPO)。そのため、運営費をいかに確保するかは最重要課題です。ニューヨーク市からいかに予算を引き出すか、富裕層から多くの寄付を募るためにどうするか。そして集まった予算をどこへ投資するか。何度も何度も会議の場面が映し出されます。その情熱、「世界最高水準の知の殿堂」を支えているのは自分たちだというスタッフたちの矜持に強く心を動かされました。

 あーーー行ってみたい、ニューヨーク公共図書館!

 

興奮冷めやらぬまま映画館を出ると今度は、氏神様へ初詣に。

商売繁盛を祈念して帰ろうと思ったのですが、ふと思い立っておみくじをひいてみました。基本、小心者なので、実はこれまであまりおみくじをひいたことがありません。

ドキドキしながらひいたところ…「大吉」!

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「わーーーーい!」

と喜べばよさそうなものですが、大吉なんてひいたことがないので落ち着きません。

「大吉は嬉しいけど、あとは落ちるだけ?」

「小吉くらいでよかったのに。」

「このおみくじ、どうすればいいの?」

神主さんが持ち帰ればいいと教えてくださったので、大切に財布の中にしまいました。

 

幸先のいい2020年のスタートなのに、なんだか落ち着かないやっぱり小心者の店主でした。

ちょっと気になっていること

こんにちは、わおん書房です。

 

最近気になっていることがあります。ちょっとした違和感と言ってもいいかもしれません。今感じているこのもやもやを忘れてしまわないうちに、備忘的に書いておこうと思います。

 

気になっているのは、お客様のある行動。

本棚をご覧になりながらふと立ち止まると、おもむろにスマホを取り出されます。しばらくスマホの画面を眺めて、また棚をご覧になる。写真を撮っていらっしゃるわけではありません。本とスマホを見比べていらっしゃるようです。しばらくすると別の棚に移られ、また本とスマホを見比べる。

 

私は某大手通販サイトの「ほしい物リスト」に気になっている本を登録しています(こうしておかないと、欲しかった本のタイトルを忘れてしまうので…)。お客様も「ほしい物リスト」の本を探していらっしゃるのかな?最初はそう思っていました。

 

でも、どうもそうではないようです。

私の勘違いかもしれません。(できれば勘違いであってほしいのですが、)どうもお客様は本のレビューを確かめていらっしゃるようです。

 

「目の前に本があるのに何故?」

私にとっては、ちょっとした衝撃でした。

ネットで本を買う場合ならいざ知らず、目の前に本があるのに?! 

 

念のためめ申し上げておきますが、決してこうした行為を否定しているわけではありません。ただ、まず最初にご自分の手で本に触れ、ページをめくってみていただきたいと思うのです。

スマホの中の画面と違って、本には重さがあり、匂いがあり、手触りがあり、カバーをはずすと変わる表情があります。まず、五感を使って本を感じてみる…。それからスマホを開いても遅くはありません。

 

ふと気になって手にとった本が一生の出会いになる可能性もあります。なんの先入観(他人の評価とか本のあらすじ、etc.)も持たずに本と出会える、たった一度のチャンスを逃さないでほしいのです。

 

「買った本が思っていた内容と違っていた。」

「読んだけど、全然つまらなかった。」

こういう思いをしたくない、失敗したくない、という気持ちもわからなくはありません。でも、レビューに頼っている限り、本との素晴らしい出会いを嗅ぎ取る嗅覚のようなものは育ちません。それって、本に限らず何でもそうだと思うのですが、失敗や痛い思いを経験をすることで、アンテナは研ぎ澄まされていくものだと思うのです。 

 

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写真は、何年か前のお正月にドライブした越前海岸のすいせん畑。

気持ちのいい景色を前にしたとき、まず思いっきり空気を吸って景色を楽しむように、本との出会いを楽しんでみませんか?